映画を観ようとすると冒頭オープニングで複数の会社のロゴや社名が表示され、「これって何?」と思う人もいるのではないでしょうか。
でも何となくこれらの会社、この映画を製作している会社か、あるいはDVDなどのメディァを作っているもしくは配給している会社という事は察しがつくのですが、この「制作会社」と「配給会社」いまひとつ違いがピンときません。ですので、映画における「制作会社」と「配給会社」の違いについて調べてみました。
一番最初に表示されるのが「制作会社」でその次に出るのが「配給会社」
映画制作会社はその名の通り映画をつくる会社で、映画製作に必要な資金を確保するためにスポンサーをみつけ、そして資金が調ったら脚本を買い、監督や俳優陣を雇って映画を製作します。
配給会社は製作された、もしくはこれから製作される映画を買い付けて、映画館やDVDなどのメディアやテレビ放送するための権利を買う会社です。配給会社は購入した映画での興業収入を上げるために写真集やサウンドトラックなどを商品化したり、主演男優や主演女優などを来日させ、宣伝イベントを行うなどをしています。
たとえるなら「トヨタ自動車株式会社」が制作会社で「ネッツトヨタ○○」が配給会社という感じでしょうか。ただ近年、製作、配給ともに同じ会社で行っているというケースもあるようです。
ちなみにレオナルド・ディカプリオ主演の「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」という作品は製作会社はスティーヴン・スピルバーグが設立したアンブリン・エンターテインメントという会社で、配給はドリームワークスというアメリカの映画製作会社が行っていたりします。
よくDVDを見始めると会社のロゴマークみたいなものが2つくらい出てきて「これらの会社の関係は何?」と思ったりしますが、一番最初にでるのが制作会社で次に出るロゴマークが配給会社のようです。