誰も想像つかぬであろう綿密な脱獄計画
1994年製作 アメリカ 143分
監督
フランク・ダラボン
キャスト
ティム・ロビンス モーガン・フリーマン ウィリアム・サドラー ボブ・ガントン
撮影ロケーション・情景
1940~1960年代アメリカメイン州 バクストン (オレゴン州) オハイオ州立少年院(ショーシャンク刑務所全景)
ショーシャンクの空にのあらすじ
ティム・ロビンス演じる銀行の若き副頭取、アンディ・デュフレーンは、妻と間男を殺したという冤罪でショーシャンク刑務所に収監されてしまいます。そこで出会ったのが刑務所内での“調達係 ”のレッド(モーガン・フリーマン)。
アンディはレッドに鉱物採集の趣味を復活させたいと言い、ロックハンマーを調達してもらいます。しかし鉱物採集というのは詭弁で、無実の罪で投獄されたアンディはそのハンマーを使って脱獄を計る事を決意します。
ショーシャンクの空にのレビュー・感想
千里の道も一歩から
この映画の観どころは、何んといっても誰も想像がつかないであろう綿密な脱獄計画です。目標を決め、行動を積み重ね、少しずつではありますが成功に向かって突き進む様相はまさに男のロマンを感じます。それと同時に希望を持つことの大切さ尊さをこの映画は教えてくれます。(やることは非合法ですが)
日々わずかな進歩であっても、着実に努力を重ね、いつか必ず成し遂げてみせるという自信と強さがアンディの表情によく表れています。世の中には目標をもっているけれど中々結果が出ないと嘆く人、何らかの壁に立ち塞がれ行動を躊躇してしまっている人もいるかもしれません。そんな人にぜひ、観て頂きたい秀作です。
二人の男の友情
殺人(冤罪ではありますが)→ 刑務所 → 脱獄というシナリオなので冒頭から毛嫌いし観るのをやめてしまう人もいるかもしれませんが、最後にアンディとの約束をレッドが果たしに行くシーンは二人の固い友情と優しさに満ち溢れ、爽快な気分で観終えることができる映画です。